カイロプラクティックの普及を阻んでいる要因は様々ある。
その中の大きな1つの要因として、横の繋がりの希薄さが挙げられよう。
アメリカ帰りのD.C.と日本のD.C.、そして専門学校卒のカイロプラクター。
その間には見えない壁が幾重にも存在するのだ。
たとえば、どこかの町で「カイロプラクターを紹介して」と頼まれたとする。
検索をかければカイロプラクティックオフィスの1つは引っかかるもの。
ただその多くはカイロプラクティックを名乗るだけだったりする。
最悪カイロプラクティックを全くかじってない可能性だってあり得る。
できれば自分と同じ4年制卒の先生を紹介したい。
しかし絶対数が圧倒的に足りないため、こちらの思い通りにはいかない場合がほとんどとなる。
正直、勉強さえしていてくれれば専門学校卒の先生だって一向に構わない。
とはいえ、どこを卒業していようが見ず知らずの先生を紹介するというのは、なかなかどうしてリスクが高い。
やはり紹介用にカイロプラクターの全国版リストが欲しい。
おそらく皆がそう思っている。
けれども、そんなものはできるわけがない。
これもおそらく皆がそう思っている。
何故か??
個人的見解ではあるが、皆が皆を認め合っていないからではないだろうか。
この「認め合う」にも2通りの解釈の仕方がある。
人として認め合うのか、
カイロプラクターとして認め合うのか、だ。
「認め合う」とはいうものの、自分が一方的に認めているだけで相手からは認められていないこともあるだろう。
その逆もまた然りだ。
となると、この観点からでは何も生み出せそうにない。
ある程度明確な条件設定が求められよう。
それも一般目線に立った視点が必要だ。
この線引きは難しい。
どこで線を引いてもどこかからの文句・苦情は避けられない。
ならば思うがままに設定した方がいいように思う。
その方が気が楽だ。
んじゃ、やってみっか!!