8/22/2023

ヒントでピント 2

ヒントを出す難しさは痛感している。

自分にしかわからない感覚に近いものがあるからだと思う。

だから、どれだけ丁寧に解説・説明してもほぼほぼ伝わらない。


私が教えることを拒否している一面がここにある。

私に言わせれば、ヒントを与えるのと教えるのとは違う。


ヒントを生かすも殺すもその人次第。

そして何がヒントになるかもその人次第。

ある人にとっては何の役にも立たないことが別の人にとってはヒントに変わるかもしれない。


それでもまだピンとこない人もいると思う。

こうした人々は2通りに分かれると勝手に考えている。


1つはそもそもできちゃう人。

そしてもう1つは圧倒的に知識が足りない人だ。


後者はとにかく答えを知りたがる。

が、ここでさらに2通りに分かれる。


ヒントを好む人と好まない人だ。

知識がないなりにヒントから答えを導きだそうという姿勢にはまだ救いがある。


ただ答えだけを求めるヤツに未来はない。

そんな学生に絡まれたことは幾度となくあるが、理解しやすいように順序だてて説明しようとすると必ずこう言われた。


「いいから答えだけ教えてくれ」


おそらく順序だてた過程すら理解できていないのだと思う。

答えだけでも知っていれば知ったかぶりができる。


かつての自分がそっちサイドの人間だった。

吐き気がするね。


今なら答えだけ教えちゃうかな。

未来のない輩に割く時間が勿体ないからね。

もうそんなに時間はないんだよ、こっちには。


そんなわけで自分なりのヒントを形にしておこうと思う。

自分のためだけでなく、たぶん誰かのために。

それも伝われば、の話だけど。


そもそもさ、ヒントいります??

7/26/2023

ヒントでピント

それなりに知られた話ではあるが、私にはいわゆる「運動神経」ってヤツが欠如している。

ここでも何度となく披露しているように思う。


そんな私がソフトバレーボールを未だに続けている。

もちろん褒められるプレーはできないが、それなりにスパイクを打ったりする。


このスパイク1つが打てるまで、おそらく人の3~4倍は苦労していると思う。

一般的に人が「できる」と考えられている動作ができないからだ。


カイロプラクティックのテクニックに関しても同じことが言える。

誰もが通ってくる月並みな教え方では全くモノにならないし、モノにすることができない。


これまで様々な先生方の指導を仰いできた。

教わった直後は大変調子が良く、結果も出せる。


だが、そんな日々は数日で終わりを迎える。

考えうる修正を試みるものの失った何かは決して帰ってこない。

このくらいの話なら「カイロプラクターあるある」で、飲み会でのいい肴になる。


ただ、私の場合は身体に出てしまう。

『慣れないことをやっているから』と続けていくも、慣れるどころか激痛に見舞われたりする。

身体からの「悲鳴」だ。


肩、肘、手首からの「悲鳴」を感じながら試行錯誤を続ける。

そのうち「悲鳴」の聞こえない範囲での模索が始まった。

そして今に至っている。


誰にも見せたことはないが、きっと「何それ??」と言われてしまうかもしれない。

セミナー講師陣からは「ダメだ!! そんなやり方」とお𠮟りを受けるに違いない。


そう思いながらも続けている。

一番の理由は自分の身体に負担がかからないから。

そして、力感なくパワーとスピードを生み出せている実感があるからだ。


思えば、私がお世話になった1人のドクター。

彼のサイドポスチャーを初めて目のあたりにした時、それこそ『何それ??』と思った。

『この人のは何の参考にもならんな』とさえ思った。


彼にとってはあのスタイルがベストだったのだろう。

今になって身に染みてわかる。

というより、勝手に背中を押されている気さえする。


ヒントは身近なところに転がっている。

私のように数十年経ってから回収することだってありうる。


月並みではあるが、気づくか気づかないか。

この差は思っている以上に大きい。


続きそうだね…。

つづく。

7/11/2023

愛される理由

ふた昔前は乱立していたカイロプラクティックの学校。

今じゃあ2歳児でも数えられるくらいしか存在しない。


その代わりになるのだろうか、私塾を開いている先生方が増えた肌感がある。

それぞれの形があるとは思うが、テクニックに特化した内容ではないかと想像できる。


おそらく金銭も発生しているのだろう。

仲間内の練習会とは違うはず。


もっとも、金が発生する練習会もたまにあるが…。

以前「来て」と呼ばれて顔を出したら、帰りに請求されたことがある。

『先に行ってくれよ…』と正直思った。


金が発生する以上、責任も発生する。

スゴいと思いますよ、マジで。

私にはそんな責任は持てないね。


そもそも教えられる技量がない。

それ以前に慕われていない。


愛されるのは武器だと思う。

そしてそれは私に圧倒的に足りていない武器だ。


愛されようとは思っている。

ただ、自分をひた隠しにしている奴が愛されようはずがない。


だからこれからは出していくことを考えている。

もういい加減死ぬ歳だ。

出し惜しみしている時間はない。


私の出来ることなんぞたかが知れている。

とは言いながらも、『誰も真似なんかできねぇよ』と信じて疑わない自分もいる。


なので出していく。

それが誰かにとってのヒントくらいになれば…

それくらいで良いと思っている。


「ヒントなんて、教えているのと一緒だ」


そう言われたことがある。

そうなのかもしれない。


ただ、ヒントは気がつくか否かで結果が全く違ってくる。

私にはそれくらいの無責任さが丁度いい。


近々ヒントの一部を紹介する機会を得た。

はてさて、どうなることやら…。

6/30/2023

MEIGEN de カイロプラクティック 7

ネットでもテレビでも、大谷選手の話題を聞かない日はない。

もはや日常。

そんな大谷選手の言葉から話を広げてみる。


「大谷選手にとってプロフェッショナル、または特定の領域でトップになるとはどういうことか」

との質問に対し、次のように持論を展開したそうな。


「ずっとやり続けられるような、何か好きなことがあったらすごく幸せだと思う。

 何かあっても諦めずにやり続けることが結果的に一番に近づく近道

 それが僕にとっては野球だったので、今はすごく感謝してやらせてもらってます」


これだけ聞くと、カイロプラクターもすごく幸せなはずだよね。

ずっとやり続けられる好きなことをやってるんだから。


だとしたら、現状での違いって何??

やっぱり感謝が足りないのかな…。

「モラルが足りない」って説もあるけどね。


大谷選手のスゴさは今更言うまでもない。

ただ、やることをやった上での結果なので、そこまでのスゴさは感じていない。

むしろ、やらないことをやらないことの方にスゴさを感じる。


WBC関連で日本滞在していた約3ヶ月、外食したのは4回だけだったらしい。

何よりも睡眠を、つまり回復を重要視したということだ。


私も外食はしない方だが、それでも何だかんだで月に3~4回はしていると思う。

それでもそれを「削れ」と言われたら、正直シンドイ。


そして睡眠時間は短い方かもしれない。

回復が足りていない自覚はバッチリある。


ありとあらゆる側面から見ても、大谷選手に近づける要素が見つからない。

そんな私にできることは諦めずにカイロプラクティックをやり続けること。

ただそれだけ。


あとはカイロプラクティック業界の発信力の弱さかな。

メディアに登場する先生方をちょくちょく見かけるが、何故か「カイロプラクター」を名乗っていない。


メディア側からの規制がかかっている可能性もあるが、釈然としない。

カイロプラクターって名乗っちゃいけない仕事なん??

放送禁止用語じゃあるまいし。


それだけ認知されてないってこと。

カイロプラクティックに携わる者としては哀しい以前に、もったいないとしか思えない。


「自分が楽しいことをする

 そうすれば諦めないで済む」


何かの番組でさだまさしサンがそう言っていた。

30億強の借金を乗り越えた人の言葉には説得力がある。


カイロプラクティックも諦めないでやっていこう。

いろんな意味で、ね。

6/21/2023

炎上

店のドアクローザーが壊れつつある。

正確には外れつつある。


「ドア 故障」で検索するといろんな業者が出てくる。

そこには当然のように口コミが付いてくる。


既に書いたと思うが、私は口コミをそこまで信用していない。

なので、口コミも低評価に限って読む。


すると、低評価する側に問題があるかのような口コミが少なくないことがわかる。

当事者からすれば迷惑以外の何物でもないだろう。


ヘタに反応すればものすごい勢いで食いついてくる。

ここに第三者が加わってきたりすると、もう最悪。

炎上ってやつだね。


そんな私も以前、別のブログでコメント欄でのプチ炎上を経験したことがある。

私は3回以上のやり取りはしないと決めているので、自然かつ必然的に鎮火していった。


よくSNSでの情報開示を求め、結果特定に至ったというニュースをちょくちょく見かける。

私の場合、書き込み内容から同業者であることは明らかであった。

よってちょっとしたサーチをかけるだけでほぼほぼ特定できてしまった。


とはいえ、確固たる証拠があるわけでもない。

元々そんなに接点はなかったし、人間的にも合わないと感じていたので大して問題はなかった。

にしても、『そこまでやるかね??』という驚きはあった。


あおり運転に近いモノがあるのかもしれない。

これだけ毎日のように報道されている中で、それでもやるヤツはやる。

他人事と捉えているのか、それとも「自分だけは違う」という勘違いなのか。


他人に言わせると、このブログも前のブログと中身的にそう大差はないらしい。

ということは、このブログも炎上の可能性をはらんでいると言って差し支えない。


まあ、何処で何がどのタイミングで誰に引っかかるかわからないし。

かと言って、引っかからないようではブログとしてどうかとも思うし。


結局は最低限の気遣いの下、今まで通りのアップを続けるしかなさそうだ。

それでも人によっては変な刺さり方をしてしまうこともあるだろう。

それはきっと、刺さってしまうような人なのだから。


あ、炎上で1つ思い出した。

これはまたの機会に。

6/13/2023

リンクの冒険 5

以前紹介したリンク掲載条件の一例に関して、とある飲みの席で意見を求めてみた。

で、反応があった。


「10年って長くないですか??」


「学校未卒業でカイロプラクティック勤務歴10年以上」という項目に関してだ。

確かに、長いっちゃー長い。


でも、4年制卒で開業歴5年以上と設定してるからね。

これだって9年だよ。


つーか、10年くらいやっててくれないと信用できないっしょ??

それが他所様への紹介となれば尚更だ。


そもそもさ、真剣に長くやっていれば上手くなるよ。

それで「カイロプラクター」だと名乗ればカイロプラクターとしても成立はする。


ただ仕事として成立するかはわからない。

「売れる」かどうかはまた別の話


上手いだけやっていけるのであれば誰も苦労はしない。

売れない演歌歌手なんてその典型。


カイロプラクターだって上手くして廃業を余儀なくされた先生が少なくないと聞く。

ぢつに勿体ない話。


正直、テクニックの上手い下手なんて見ただけではある程度までしかわからない。

だからこそ交流のある中堅レベルの先生方からの推薦がモノをいうわけだ。


頑なにそびえ立つと言われている業界の壁の存在を無視し続けているこの私。

私は誰も覚えられないのだが、私のことを知っている先生は思ったよりいるらしい。


ホントさ…、申し訳ないよネ…。


そんな私もいい年なもんで、若くて生きのいい先生との接点がない。

学校が無くなってからは全くと言っていいくらいに、ナイ。

その逆もまた然りなのだろう。


需要の程はわからないが、私はリンクが欲しい。

欲しけりゃ作るしかない。


お前がやれぬことならば

俺がこの手でやってやる

そうさ、この世のどぶさらい


この辺りまでは歌詞の通りかも。

(ってか、誰も知らねえよな…)


さあ、重い腰を上げるとするか。

かなり痛いんだけど。

6/06/2023

リンクの冒険 4

ずいぶんと間が空いてしまった。


たぶん私だけが盛り上がっているこのお題。

実際、何のリアクションも返ってこない。


ならば、何もないうちに話を展開させてしまおう。


カイロプラクティックのリンク作成に関して好き勝手書いてきた。

ここで大きな問題に直面する。


先にも書いたが、どれだけの賛同を得られるものなのか

これが全てと言って過言ではないかもしれない。


草案時には「いいぞもっとやれ!!」と言っていたのに、いざ動き出すと平気で「パス!!」とか言ってくるヤツ。

よくある話。

そして、ムカつく話。


「そんないい加減なヤツは切ればいいじゃん」と人は言う。

『そしたらそれだけで半数以上が切られちゃうよ』とオレが言う。

そして私は嫌われる。


それでも作ってしまえばいいと思っている。

作ったとてメリットこそあれデメリットはほとんどないからだ。

少なくとも、今の私には思いつかない。


デメリットはなくとも何らかの苦情を来るのだろう。

「一緒にするな!!」とかいう類とかね。


一番わかりやすいヤツ。

そして一番どうでもいいヤツ。


リストアップを予定していた人からお断りが入るのならまだスジが通る。

予定外からのクレームは文字通り「論外」であり、ただただ面倒くさいだけ。


まあ、面倒も乗り越えていかないといけないのかな。

大切なことほど面倒ってこともあるし。


もう少しシミュレーションがいるかな。

考えられうるクレームのパターンを出し尽くすくらいはやっておかないと。


冒険に終わりは見えない。

つーか、始まってもいねーし。

5/30/2023

MEIGEN de カイロプラクティック 6

「成功」と「失敗」に関しての話が続いている。

そして、もう少し続く。


サッカー界のスター選手だったフェルナンド・トーレス。

日本での活躍は1年に過ぎなかったが、その間の学校訪問においてのインタビュー記事を読んだことがある。


「希望を持ってそれを実現する努力をしないといけない、と子供らに伝えている」

「日本では失敗するのが怖いという文化があるのを感じている」

「やってみないと分からない。失敗してもやってみるのが大事だ」

「先生にも、失敗を批判することをやめれば子供らはもっと努力をするでしょう、と言いました」


サッカー繋がりで言えば、ユベントスのジュニアチームの監督の発言。


「失敗する勇気を持ってプレーしてほしい」


要は「行動しろ」ということ。

行動しなければ何も始まらない。


もちろん失敗のリスクは減るが、成功の可能性は皆無となる。

それでいいのか??って話。


こういう話題になると決まって取り上げられるのが、中島みゆきサンの「ファイト」。

有名すぎるのでここでは省略。


パンク・ロックバンド「ザ・クラッシュ」のボーカル、ジョー・ストラマーの言葉。

「やるしかないのに、そんな簡単なことのわからない人間が多すぎる。

 トライすらできないヤツが、やってる人間に何を言えるっていうんだ??」


私の中ではこちらの方がしっくりくる。

しっくりきすぎて、私の行動指針の1つとなっているといっても過言ではない。


こうして歌詞や名言として残されているのは、どの社会でも当てはまるってことなのだろう。

私はカイロプラクティックの社会しか知らないが、類に違わず当てはまる。


待てよ?? 当てはまる以上かも??

何せカイロプラクターがカイロプラクターを否定する社会だからなぁ。


時代は変わっているはずなのに、この異様な感覚は何故か受け継がれているようだ。

学校がなくなり学生が乏しくなった今、せめてこのくだらない継承には歯止めがかかるといいな。


最後は、昨晩ご一緒させていただいた大先生の一言で。


「やりゃあええんだよ! やりゃあ!!」

5/23/2023

マイ・クラシック 2

続き。

これも1から読んだ方がいいと思う。

ちょっと間が空いたからね。


相手の骨格を見てモノマネのネタを指導していた神無月サン。

面白かったのが、神無月サンがモノマネ自体の指導をほとんどしていなかったこと。

喋り方や歌い方のクセを指摘するだけで声の出し方といった技術指導はほぼ無かった。


考えてみれば、神無月サンのモノマネもそういう感じだから、当然と言えば当然。

それだけに「神無月サンが指導できるのか??」という疑問が誰の頭にもあったはず。


が、結果は周知のとおり。

ゲストの「神無月サン、スゲー!!」の声が全てを代弁していた。


才能の有無は別として、骨格や身体の使い方を理解することはかなり重要。

そこには想像以上に大きなポテンシャルが秘められている。


だからボールの握り方を知っていても、それに合った力の入れ方や投げ方が伴っていなければ何の意味も持たない。

それどころか予期せぬケガを招く可能性がある。


カイロプラクティックでも同じようなことが言えるのではないか??

学校ではテクニックの基礎を教わるが、それだけで生き残っていけるのは極々わずか。


そもそも、施術者の体系は千差万別。

加えて受ける方々も様々で、同じ骨格の人など1人としていない。


ならば、あらゆる状態に対処できる自分に適したフォームの確立が求められる。

そういう意味では「○○式カイロプラクティック」なんて当たり前。


「立ち位置を決めてからコンタクトポイントを決めて、LODに合わせてスラスト」

あるいは

「コンタクトポイントを決めて、LODに合わせて立ち位置を決めてスラスト」


後者の方がより実践的。

だからといって、そう簡単なわけでもない。


そもそもLODはリスティングによって決まってくるはず。

つまり該当する骨ないし関節を動かすことが念頭にあると考えられる。


抽象的で申し訳ないが、最近はコンタクトとサポートを定めて『カチッ』と決まるポイントを探している。

こうした表現は頸椎ではよく用いられてきたが、腰椎などのサイドポスチャーでも実践している。


そうして決まったベクトルは俗に言われているLODとあまり変わらない。

でも微妙に違う。

この微妙な違いが精度として求められてくるのだろう。


『アジャストメントは常に最高の未完成』

これを超える表現が自分の中では見つからない。


満足しているヒマなんてないぞよ。

5/16/2023

テツ、ときどきカイロプラクティック 番外編2

「おにーさんはどこから乗ったんですか??」

『大阪難波からだよ』

「あ、最初からですか。いいなー」


努めて冷静に会話を進める。

大人だからね。


でも私は気づいている。

ほぼ100%の確率で、このおにーさんはキミの親御サンたちより年上なのだよ、と。


そんな中、彼のキッズ用スマートフォンが鳴り出す。

「あ、お母さんからだ。ちょっと電話してきます」


どうやら彼にとっての初めての独り旅らしい。

お母サンからすればそら心配だろうよ。


思えば、ワシの独り旅も8歳くらいだったな…。

伯父さんが金沢駅のホームまで迎えに来てくれたっけ…。


勝手に懐かしい思いにふける中、お母サンからの電話攻撃は続く。

子供ながらにシビレを切らしたのか、「すいません」と断りを入れた上で電話に出た。


「もう電車の中やけ、喋れんのよっ!!」


車両全体に聞こえたであろう大きめの声。

相手が相手だけに皆微笑ましく見守っていたように思う。

大人ですよ。


電話攻撃はLINE攻撃へと移った。

どうやら名古屋で落ち合うはずのお母サンが遅れてしまうらしい。


話しかけられた。


「あのー、お母サンが来るまで一緒にいてくれませんか??」


はぁ??


「そうすれば、おにーさんと一緒にリニア・鉄道館行けるかなーって」


話の流れでこれからリニア・鉄道館へ向かうことは伝えていた。

良かれと思って言った言葉が必要以上に刺激してしまったらしい。


それ以前に「一緒に」って何だ??

ほんの数十分前に出会った見ず知らずの「おにーさん」をそこまで信用していいのか??


それより私に未成年者誘拐の疑いがかかるかもしれない。

そして楽しみにしていたきしめんを食べ損なうことになってしまうのか…??


「あっ!! 天井の色が変わった!!」


終着駅が近づくと間接照明の色が変わる。

えっ?? ワシはこの先どうなるんだ??


一人悶々とする内に名古屋へ到着。


「おにーさん、ありがとうございました。バイバーイ」


何事もなかったかのように手を振り去っていく少年。

あれっ??


まんまと子供に弄ばされてしまった。

ワシの車窓の楽しみを返せ!!


どっと疲れたぜ…。

そしてこの後、suicaのオートチャージの不具合により改札で足止めを食らったのだった…。

5/09/2023

テツ、ときどきカイロプラクティック 番外編

大阪難波10:00発特急「ひのとり」近鉄名古屋行き。

プレミアムシート最前列中央に陣取った私は少々ご満悦。


満席の車内のあちこちからスマートフォンのシャッター音が聞こえてきた。

それくらいのパノラマビューが売りの車両だ。


もっともこの日は、前を走る電車が倒木と接触するアクシデントがあり徐行運転を余儀なくされた。

疾走感が味わえなかったのは残念。

とはいえ、近鉄はカーブがやたらと多く、もともとそこまでの疾走感はなかったかもしれない。


そうこうしているうちに数少ない停車駅である津駅に停車。

隣の若いにーちゃんが下車するため電動フットレストを下げた。


これで終着駅の名古屋まで停車駅はない。

さらにのんびりできるかなーっと思った刹那、やや素っ頓狂気味な声をかけられた。


「あのー、ここボクの席です!!」


ここまで来てまさかのダブルブッキング??

一瞬焦ったが、どうやら隣の席のことを言っているらしい。


「これから名古屋まで、よろしくお願いします。」


年の頃10才にも満たなそうな、ややぽっちゃりした男の子。

自発的というより、おそらく親御サンから「挨拶しなさい」って言われたんだろうな。


「こんな良い席が取れたなんて信じられません!!」

「写真撮ってもいいですか??」

「自動販売機見てきます!!」


明らかに興奮している。

リクライニングシートやフットレストをリモコンで操作したり、サードテーブルを引っ張り出して、


「あのー、朝から何も食べてないんでおにぎり食べてもいいですか??」


食べながらも、前から電車が来るとその度に列車名を言っては「カッコイイ!!」を繰り返す。

なかなかのテツであることは間違いない。


少し落ち着いてきた頃、彼から思いもよらない言葉が放たれた。


「おにーさんはどこから乗ったんですか??」


お、おにーさん…だとぉ??


つづく

5/02/2023

テツ、ときどきカイロプラクティック 3

大盛り上がり後の翌朝、思いのほか目覚めが良かった。

たぶん、枕の所為。

ビジネスホテルではお目にかかったことのない、いい感じの硬さだった。


後で気づいたが、枕は2種類あってどちらも販売されていた。

いわゆる試し売りになるわけだから、あれは売れるだろうなーと感想。


もちろん、この日の旅程も既に決定済み。

メインは近鉄の特急「ひのとり」で名古屋へ向かうこと。


1ヶ月前に最前列中央の席を確保していたのでパノラマビューを楽しむのみ。

最大の敵になろう睡魔は前夜の枕のおかげでほぼ万全のコンディション。


名古屋からはリニア・鉄道館へ移動。

2日間で鉄博を2つも巡るなんて、テツにとっては夢のような話。

実現できそうだと気づいたとき、血圧が上がりそうな危機感を覚えた。


旅程としてはこんな感じ。


京阪本線天満橋駅→淀屋橋駅→御堂筋線なんば駅→近鉄大阪難波駅→近鉄名古屋駅→あおなみ線名古屋駅→金城埠頭駅→リニア・鉄道館→金城埠頭駅→名古屋駅→東京駅


もうクタクタだよ。

テツとしての充実はハンパなかったけどね。


しかし、グルメはほぼほぼ皆無だったな。

大阪のグルメは鉄博と引き換えに諦めた感じかな。


名古屋ではきしめんを食した。

「JR10・11番ホームの立ち食いがウマい」との情報に従ったまでだ。


どうやら10・11番ホームの店にだけはフライヤーがあって、揚げたてが食べられるということらしい。

どうせ食すなら揚げたてのかき揚げがいいじゃない??


で、実際ウマかった。

麺がダシがどうこうではなく、なんか完成系が出てきた感じ。

機会があったら今度は冷やしを食してみたい。


「ひのとり」は名古屋から乗車した方が面白いことに気づいた。

できれば乗ってみたいものだが、そんな機会がこの先あるかどうか…。


それにしても近鉄は車種が多すぎんかね??

次々と来る車両が魅力的で予定外にシャッター切ってたな。

おかげで水買い忘れたぞ。


そしていよいよ「ひのとり」乗車。

そこでちょっとしたハートウォーミングストーリーが繰り広げられた。


次回ね。

4/25/2023

MEIGEN de カイロプラクティック 5

タイトルの割にカイロプラクティックと関連しない内容になりつつある。

なので今回はカイロプラクティックに寄せて書いてみようと思う。

…失敗の予感。


「成功の方程式はないが、失敗の方程式はある。

 それは全ての人を喜ばそうとすることだ」


アメリカの映画監督ニコラス・レイの言葉。

このテの失敗に直面したカイロプラクターは山ほどいると思う。

「理想と現実」ってやつかもしれない。


「良くしたい」と思えば思うほど「症状」を追ってしまう。

カイロプラクターなら誰しもが通る道ではなかろうか。


どこで気づくか、それとも気づかないふりをして突き進むか。

岐路はカイロプラクターの数だけある。


もちろん、理想を追い求めることは否定しない。

かの松下幸之助サンはこう仰っていた。


「失敗の多くは、成功するまでに諦めてしまうところに原因がある」


とはいえ、諦めざるを得ないケースも少なくないのではないか。

特に資金面の問題で。


私もその一歩手前まで行った人間だ。

出会いと支えがあって現状がある。

伝わらないだろうが、感謝の気持ちを忘れたことはないと断言できる。


そんな私の中では1つの指針がある。


「できない人に限ってできないことをやろうとする」


行動を起こすとき、自分はこれに当てはまってはいないか常に考えるようにしている。

もう突っ走るだけの若さはないからね。


ま、成功するでしょ。

そう決めたから。


GLAYのリーダー、TAKUROサンの言葉。

「喜び合える人がいなかったら、それを成功とは呼べない」


この言葉を鵜吞みにすると、私には成功が訪れないのかも。

自己満足で終わるのか。


「自己が満足するなんて、最高じゃねぇか!!」


甲本ヒロトさんの言葉だったかな。

「自己満足」を否定的に捉えることへの返しだったと思う。


そうね、他人様に迷惑のかからない自己満足なら何の問題もないはず。

信念が多少ぐらついたとしても。妥協することなく進めていく。


カイロプラクティック版「リンクの冒険」

完成はいつの日か…。

4/18/2023

テツ、ときどきカイロプラクティック 2

今度こそ「カイロプラクティック・ソウルナイトwest」の話。

今回はちょっとしたサプライズがあり、私は仕掛人側にいた。

バレないように行動した結果、会場となるビルの5階までを階段で2往復することになった。


前述の通り、限界が近かった私の身体は2往復目の上り4-5階間で悲鳴を上げた。

両側のふくらはぎが攣ったのだ。

何とかやり遂げた自分を褒めてあげたい。


そんなこんなでスタートしたソウルナイト。

十人十色ならぬ九人九色の内容で盛り上がったと思う。


好き嫌いもあれば合う合わないもある。

明るいところで食べる闇鍋。

それが私流の解釈。


そして、いろんな先生方がいろんなアプローチの仕方で次の展開を考えておられることがわかった。

たぶん、私のその一人。

多くが前を向いているのは嬉しいことだ。


余談。

前回の大阪では急遽のスピーチがあったこともあり、今回も小ネタ程度には用意していた。

指名されなくてホッとしている。


あと、ついにと言うかとうとうと言うか、顔バレしてしまった。

もっとも「週刊カイロプラクティック」に出てるから当たり前なのだが、人はそこまで見ていないモノ。

「ああ、あのブログの…」ってパターンが4回くらいあった。


中でも初対面の先生からえらい歓迎を受けた。

名刺を戴いて「週刊カイロプラクティック」にコメントを残してくださった方だと気づいた。


「先生のブログがなかったら今のボクはいません」みたいなことを言われた気がする。

こちらとしては『なんかすいません』と恐縮するばかり。


このブログを含めて、発信が誰にどう届くかわからないもんだなーと再確認。

これからは業界の集まりにシカゴ・カブスのスタジャンを着て行かないようにするよ。


知らないうちに、今年の下半期はカイロプラクティックのイベントが目白押し。

前向きに邁進していきたい。


そう、向き不向きより前向き。

足が攣らない程度にね。


やがて常識を破り、常識を変えるその時。

矢面とは言わず2番目くらいに居たいかな。


明けて翌日、どこかで練習会があったらしい。

その時、私は既にただの鉄っちゃんに戻っていた…。

4/11/2023

テツ、ときどきカイロプラクティック

4月8日からの土日、大阪へと出向いてきた。

ワクワクするために。


よりワクワクするために綿密な旅程を立てる。

これが時間を忘れてしまうくらい楽しい。


真っ先に決めたのが『N700S系に乗る』こと。

東海道新幹線の最新モデルでマスコミでも結構紹介されていた。

タイミングとしては丁度いい。


運行本数がまだ限られているため、そちらに時間を合わせることになる。

これでスタートの時間が決まった。


会場入りは17:00。

それまで何をしようか、いろいろ調べてみた。


京阪電車のプレミアムカーが面白そうだ。

京阪も乗ったことないし、これまた丁度いい。


京阪ってくらいだから、スタートは京都か…。

『そうだ! 鉄博に行こう!!』


長年気になっていた京都鉄道博物館。

このチャンスを逃してなるものか。

最寄り駅である梅小路京都西駅も含めクリアしてやる。


京都に行くのなら、ちりめん山椒を買いたい。

それこそ以前京都で開催した「フィロソフィーナイト」の後にお土産で購入して以来のお気に入り。

ウチの近所でも買えることに後々気づいたが、いつの頃からか買えなくなった。


関西と言えば「バトンドール」。

グリコが展開している、言わば「高級なポッキー」。

コロナ禍以降はネット販売しているが、それ以前は関西と博多の限られた店舗での展開だった。


あ、両方とも高島屋京都店で買えるな…。


ということで初日の旅程が決まった。


東京駅→京都駅→梅小路京都西駅→京都鉄道博物館→梅小路京都西駅→京都駅→烏丸線四条駅→阪急京都線烏丸駅→京都河原町駅→高島屋京都店→京阪本線祇園四条駅→天満橋駅


ソウルナイトが始まる前に私の身体は既に限界を超えていたようだ。

スピーカーが5人目に差し掛かった時、下半身のあちこちの筋肉が攣りはじめ座っていられなくなった。


打ち上げの1杯目のビールを一気に飲み干したのにはそれなりの理由があった。

身体が欲していたのだろう。


ソウルナイトの話はまた今度ね。

4/04/2023

マイ・クラシック

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が終わった。

終わってみれば最も盛り上がる形でのエンディングを迎えた。

誰しもが願っていたことだとは思うが、それが叶うというのは本当に素晴らしいこと。


昨年のサッカー・ワールドカップもそうだったが、やっぱり国際試合は面白い。

そこで勝つからもっと面白くなる。


やっぱ勝たないと。

昔、ハンドボールがそうだったでしょ??

いい感じだったのが、負けたらすぐにブームで終わっちゃった。


偏見を恐れずに書くが、戦っている人から紡ぎだされる言葉は興味深い。

そして興味深い話をする人は勝利を掴むことが多いように思う。


今回のWBC関連で面白かったのがダルビッシュ有投手のインタビュー。

川崎宗則選手との対談で、惜しげもなく変化球の握りを見せることを指摘されての言葉。


「あまり握りってそこまで大きく関係ないと思いますね。

 どこを握るかっていうのより、どこにどういう感じでプレッシャーをかけているかの方が結構大事」


「こうやって握っても、僕と宗さん、どこの指にどういうふうに力がかかっているかって絶対違うんですよ。

 だから全然、参考にならないんです、意外と握りって」


ふた昔前頃には企業秘密のように扱われた投手の握り。

今ではチーム関係なく情報共有している。


おそらく同じ握りで投げたところで同じような変化は起こらない。

その答えはダルビッシュ投手の言葉そのままだ。


以前、番組でモノマネ芸人の神無月サンが声優の武内駿輔サンにモノマネ指導をしていた。

神無月サンは「骨格が似ているから声が出せる」と福山雅治サンのモノマネを推奨していた。


結果、放送直後からネットニュースを賑わすほどの仕上がりを見せた。

「明日から福山サンのモノマネする人はいなくなります」

審査員を務めていたコロッケさんにそう言わしめるクオリティだった。


と、ここまで書いてふと思った。

こうした話をカイロプラクティックに照らし合わせたらどうなるのだろうか??


面白そうじゃないか。


盛り上がってきたところで、また来週。

って、来週この続きをするかは謎。

3/28/2023

MEIGEN de カイロプラクティック 4

15年近く前になるのか、「チキンスープ」出版記念講演会でお話しさせていただいた。

持ち時間15分のはずが押しに押して、私に充てられた時間は6分強だったと思う。

ひでぇ話だ。


そんな短い時間の中で紹介させてもらった言葉がある。


「"成功"の反対語は"妥協"である」


どこかの社長サンの訓示からの引用だったと記憶している。

たとえ失敗したとしても、そこから成功へ繋げることはできるかもしれない。


ところが、妥協した時点でもう何の達成感もない。

単にノルマをこなしただけ。


妥協に関してはこんな言葉もある。


「妥協ーーいっときの雨をしのぐ傘としては役に立つが、屋根としてはお粗末なもの」


アメリカ・ロマン主義の詩人ジェームズ・R・ローウェルの言葉。

詩人っぽいわ。


ローウェルはこうも言っている。

「失敗は罪ではない。

 低い目標を持つことが罪なのだ」


当てもなく目の前の仕事を黙々と片づけていく感じだろうか。

まさにノルマをこなすだけで面白くもなんともない。


ただ、近年は失敗を恐れ回避している人が多いような気がする。

私もどちらかと言えばそっち側の人間だった。


発明王トーマス・エジソンの言葉

「"成功"の反対は"挑戦しないこと"」


アン・ミカさん曰く

「"学び"と"発見"があれば失敗ではない」

らしい。


エジソンは多くの「学び」と「発見」を経て歴史に残る発明の数々を世に送り出した。

頭では解っちゃいるがメンタルが追い付かない、というか耐えられない。


やはりリスク回避は考えないと。

「成功」と定めたゴールから逆算していくと解りやすいと思う。

何よりも時間のムダがなくなる。


「無駄になる時間はあっても、無駄になる経験はない」

佐藤浩市サンが何かの番組内でそう仰っていた。


これを突き詰めると本田宗一郎サンの言葉へと行き着く。

「長い目で見れば人生には無駄がない」


そんなことを書いていたら、久々にドラクエをやりたくなってきた。

スライムを倒し続ける経験も時間も決して無駄ではない。


と、低レベルに落とし込んだところで、今回は終了。

3/22/2023

リンクの冒険 3

はじめに、ブログは新着順になるため内容が後ろ前になるのはよくある話。

このお題に関しては、先に1・2に目を通した方がいいんじゃないかなーという老婆心。


続いては掲載条件。


◦4年制以上の学校卒の場合、開業歴5年以上

◦2年制以上の学校の場合、開業歴7年以上

◦上記を満たさないが、カイロプラクティックオフィス勤務歴10年以上


年数に関しては何となくテキトーに書いてみただけ。

適正なのか長すぎるのか、私だけでは判断できない。


加えて、


◦記載者2名以上からの紹介・推薦

◦有識者からの紹介・推薦


「有識者って誰やねん??」という疑問が湧くだろう。

私も約1名しか思い当たらない。


スタートアップのメンバーを決定し、そこからの紹介・推薦で増やしていく。

流れとしてはネズミ講みたいな感じ。

でも、これが一番間違いが少なそう。


だからといって、一気に増えたら増えたで何かしらの弊害は予想できる。

推薦人数の上限は必要だろう。

1人につき年間2人くらいのペースでもいいのでは。


推薦人の名前を明記するのもありかもしれない。

責任感も生まれるだろうし。


他にも条件付けは可能だろうが、私個人の妄想レベルではこれが限界化も。

他の人の意見も必要よね。


でもまあ、こんな感じでまずは47都道府県すべてを埋めていきたい。

結構予想以上に埋まらない気がする。

これが簡単だったら、カイロプラクティックはもっと普及しておるよ。


逆に言えば、どこがカイロプラクティック不毛地帯なのかがハッキリわかっていい。

人によってはマーケティングに活用できるかもしれない。


何より、カイロプラクティックを安心して紹介できるツールの1つになればそれでいい。

推薦での掲載なので、闇雲な検索結果よりは信頼できる。


そして残された最後のハードル。

この高い壁をどう乗り越えるか、全てはここにかかっている。


つづくよ、たぶん。

3/14/2023

リンクの冒険 2

はじめに、以下の記事にゲームに関することは一切出てきません。

たまたま検索に引っかかってしまった方々、予めご了承ください。


私が進めていきたいのはカイロプラクティック・オフィスのリンクの話。

現状から考えれば、これも十二分に冒険に思える。

それくらいに厄介な問題。


ここに自分の理想とするリンクのアウトラインを書き残していこうと思う。

書いておかないと忘れちゃうんでね、すぐ。


まずは都道府県別。

できれば各都道府県に最低10件は載せておきたい。

カイロプラクティック不毛地帯に属する県はまだまだたくさんあるから。


次にオフィスの名前と最寄り駅あるいは交通機関。

当然だよね。


そして代表者名とカイロプラクティックを履修した学校の名前。

やっぱりこれは外せない。


いわゆる独学で、フィロソフィーも私なんかよりはるかに詳しい先生方もおられる。

それでもこの時点ではカットせざるを得ない。

この辺りに関しては後に触れる予定。


次に、学校の名前と共に使用テクニックの名前も明記したい。

「カイロプラクティックなのに全然違った」という印象を払拭するためだ。

予め書いておいた方が話が早い気がする。


「ストレート」や「ミキサー」の分類では大まかすぎる。

「ディバーシファイド」なり「ガンステッド」なり、可能な限り明らかにしていきたい。

そこで共通のテクニックを見つければリンクしやすくなると思う。


ただテクニックのメインとサブの表記はあるべきかも。

メインのテクニックが何か、それによって受ける印象は540度くらい違ってくる。


「アクチベーター」を期待して「ガンステッド」が出てきたら相当面くらうだろう。

逆もまた然りだ。


私だって使用テクニックを問われたら「アクチベーター」も加えるに違いない。

が、その実態は未だにアクチベーターIIIを呑気に扱う程度だったりする。

それも必要に応じてのみで常用ではない。


細かい話ではあるが、これくらいの気遣いはあった方がいいと思う。

となると、かなりのオフィスから賛同を得られなければならない。


どうなんだろう??

どれだけの先生方が賛同してくれるものなのか??


メリット

デメリット

いろいろあるんだろうな、きっと。


楽しく混沌としながら、このお題は続く。

3/07/2023

WAKU WAKUさせて

「カイロプラクティック・ソウルナイト」というイベントがある。

コロナ禍にあってここ数年は開催を見送ってきたが、この度再開する運びとなった。

 

前身の「カイロプラクティック・フィロソフィーナイト」に始まって15年近く。

にもかかわらず「というイベント」と書いている自分が悲しい。


 それでも学会以外でこれだけ継続しているカイロプラクティックのイベントはないと思う。

「継続は力なり」と言われるように、近年は「力」を感じるようになってきた。


スピーカーの力量が上がってきたのも理由の一つだろう。

以前は「今日のオーディエンスが次回のスピーカー」というコンセプトがあった。

これはこれで面白いのだが、やはり素人が過ぎると聞いていてシンドくなる。


あと自分に酔いすぎているスピーカーも困る。

相手を無視しているから、中身が良くても全くと言っていいほど伝わってこない。


満足しているのは本人だけ。

悪酔いして記憶失くしてるから反省もない。

頭痛くらい起こってくれればいいのにな。


そうした紆余曲折とコロナ禍を経て、昨年末に復活へと至った。

小規模の集まりとなった感は否めなかったが、その分中身は熱かった。


こうした熱さはそのあとの打ち上げで再加熱される。

今回は久しぶりも手伝って同窓会のそれに近い盛り上がりを感じた。


こうした機会でもなければ知り合うはずのないカイロプラクター同士の語らい。

プラスになるかは本人次第だと思うが、少なくともマイナスになりようはずがない。


カイロプラクター同士によるカイロプラクティックの話。

ワクワクしてこないかね??


それでも、おそらくカイロプラクターの多くは動く気がない。

事実、私が参加を促した数人も「行きます」と言っておきながら来なかった。


ガキおやじ且つ社会に疎い私に社交辞令は通じない。

ヘタに期待させられると反動が大きく、拗ねる傾向がある。

というか、動かないことの勿体なさに歯がゆい思いが強い。


まずは参加することだ。

自分が動かないことには何も始まらない。


来月、大阪にてカイロプラクティック・ソウルナイトWESTが開催される。

2018年以来5年ぶりの大阪開催。

繰り返しになるが、ワクワクしてこないかね??


ちなみに、ソウルナイトの前には「カイロプラクティックスタディミーティングKANSAI」が開催されている。

ワクワクしてこないかね??


ワクワクした人はクリックしてみよう。

カイロプラクティックスタディミーティングKANSAI vol.1

2/28/2023

MEIGEN de カイロプラクティック 3

アルバート・アインシュタインの有名な言葉。

「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションでしかない」


カイロプラクティックの世界に身を置いてから18年の歳月はとうに過ぎた。

となると、カイロプラクティックに関する偏見があっては不思議ではないのかもしれない。


思い出すのは、ある学生に言われた一言。

『テクニックの違いだけで否定するのは違う』みたいなことを私が言った後だったと思う。


「モトさんだって否定してるじゃないですか!!」

『えっ⁉』

「ネットワーク…」


あの振り子かざして揺れたところにサブラクセーションが…みたいなやつだったっけ。

学生時代に練習会とやらに参加したことはあったが、さっぱり理解できなかった。

『な、何してんの…??』ってな感じで。


確かにね、否定したよ。

しましたよ。

『あんなんカイロプラクティックじゃねぇよ!!』ってね。


そーだなー。

偏見だったのかもなー。


今だったら頭ごなしの否定はしないのかも。

でも、やっぱり個人的にはカイロプラクティックとは認めがたいな。

すまんの。


人は専門的になればなるほど、新しいか古いかに敏感になる。

こだわりすぎると先に進めない。

伝統と伝承の違いに近いかも。


昔からあるものをちゃんと守るのが伝承

その時代の職人が最も新しいことにチャレンジした連続が伝統

つまり伝統とは革新である。


おそらくD.D.は伝承して欲しかったのではないか。

しかしB.J.は伝統とする道を選んだ。

そしてその伝統はいわゆる「ストレート」として伝承されている。


片や「ミキサー」の代表格が「多様性」を意味するディバーシファイド。

多様性が過ぎてもはや原型がわからない。


世にある「○○式カイロプラクティック」は伝承されるのだろうか??

それを見届ける前に泉下の客になっていようぞ、きっと。


カイロプラクティックを学ぶハードルが高くなってしまった日本。

混沌とした険しい道のりかもしれないが、廃れることはないと信じている。


最後は東海道新幹線の切符売り場にあった貼り紙の文言で締めようかな。

「のぞみはありませんが、ひかりはあります」

2/21/2023

リンクの冒険

カイロプラクティックの普及を阻んでいる要因は様々ある。

その中の大きな1つの要因として、横の繋がりの希薄さが挙げられよう。

 

アメリカ帰りのD.C.と日本のD.C.、そして専門学校卒のカイロプラクター。

その間には見えない壁が幾重にも存在するのだ。

 

たとえば、どこかの町で「カイロプラクターを紹介して」と頼まれたとする。

検索をかければカイロプラクティックオフィスの1つは引っかかるもの。


ただその多くはカイロプラクティックを名乗るだけだったりする。

最悪カイロプラクティックを全くかじってない可能性だってあり得る。

 

できれば自分と同じ4年制卒の先生を紹介したい。

しかし絶対数が圧倒的に足りないため、こちらの思い通りにはいかない場合がほとんどとなる。

 

正直、勉強さえしていてくれれば専門学校卒の先生だって一向に構わない。

とはいえ、どこを卒業していようが見ず知らずの先生を紹介するというのは、なかなかどうしてリスクが高い。

 

やはり紹介用にカイロプラクターの全国版リストが欲しい。

おそらく皆がそう思っている。

 

けれども、そんなものはできるわけがない。

これもおそらく皆がそう思っている。

 

何故か??

個人的見解ではあるが、皆が皆を認め合っていないからではないだろうか。

 

この「認め合う」にも2通りの解釈の仕方がある。

人として認め合うのか、

カイロプラクターとして認め合うのか、だ。

 

「認め合う」とはいうものの、自分が一方的に認めているだけで相手からは認められていないこともあるだろう。

その逆もまた然りだ。

 

となると、この観点からでは何も生み出せそうにない。

ある程度明確な条件設定が求められよう。

それも一般目線に立った視点が必要だ。

 

一般目線となれば「ちゃんと」カイロプラクティックしてくれるところだろう。

この場合の「ちゃんと」は「状態を良くしてくれる」に尽きると思う。


良くさえなれば別にカイロプラクティックでなくても構わない。

それが一般目線。


ただ、こちらとしてはカイロプラクティックでないと困る。

一般目線は大切だが、カイロプラクター目線を蔑ろにしてまでやろうとは思わない。


どこまでがカイロプラクターで、どこからが違うのか??

この線引きは難しい。


どこで線を引いてもどこかからの文句・苦情は避けられない。

ならば思うがままに設定した方がいいように思う。

その方が気が楽だ。


んじゃ、やってみっか!!

2/14/2023

Watch Your Mouth

飲食店同様、カイロプラクティック関連でもフリーのWEBサイトが存在する。

幾つかあるサイトをそのままホームページとして利用しているオフィスもあるようだ。

 

そこには、やはり同様に「口コミ」が書き込める。

それを基に点数による評価も表示されるわけだ。

 

一応「お客様の声」だから、そんなに悪いことが書かれていることはない。

評価も3点を下回ることは少ないだろう。

 

それでも評価の低い書き込みを見かけることがある。

正直、そうした書き込みには興味をそそられる。

 

ちなみに、ウチあるいは私に関する口コミは見たことがない。

おそらくどこかにあるのだろうとは思っている。

あればあったで、納得いく内容であれば改善点として取り入れていきたい。

 

ただ、悪い評価は要チェックである。

当たり前であるが、決して鵜吞みにはできない。


以前、私の知るオフィスの口コミを見たことがある。

「常連には親しかったのに、初めての人には無口な応対でガッカリした」みたいな内容。

オーナーも反応し一応の謝罪はしていたが、心当たりはないとのこと。


思うのは、世に名作と認められた作品にも悪い評価を下す人が一定数いるという事実。

何故か??

単に理解できない人達だからだ。


自分が理解できないから悪い評価をつける。

やられた側からすればたまったものではない。


あと、敢えて悪い評価を残す人もいる。

悪目立ちしたいだけかもしれない。

炎上商法もこの一種だろう。


それでもまだネット上の情報や口コミをそのまま鵜呑みにする人がいる。

知りたいことを調べ上げるようなことはもうしないのかも。

ネットとの距離が近くなり気軽に情報を得やすくなった分、その場限りの満足の繰り返しなのかもしれない。


ならば、こちらとしても誤解を生じさせない発信が求められよう。

勝手に誤解する輩は止めようがない。


で、行き着くところは「切り捨て」になるかと思う。

そんな理解力のかけらもない連中のために活動しているわけじゃないから。


話せばわかるのは、話ができる人だけ。

ネットの情報を鵜吞みにする人は新たな厄介事をもたらしかねない。

早々に切るのが得策。


とはいえ、私にできることはカイロプラクティックだけ。

やっぱりこの言葉に尽きる。


ちゃんとカイロプラクティックしなさい。

2/07/2023

カイロプラクティックがいっぱい??

RMIT大学日本校では卒業研究が必須とされた。

さまざまな研究がある中、人とつるむのが苦手な私はパソコン1つでできるテーマにした。

 

「東京都内で開業に適している駅前はどこだ??

 

地下鉄を除くJR・私鉄線の駅から半径500メートル以内に「カイロプラクティック」を掲げるオフィスがいくつあるか??

乗降客数やオフィスの通常料金はもちろん、賃貸相場などを基に算出・比較するというもの。

 

カイロプラクティックにしても4年制卒・2年制卒・詳細不明などの経歴で分類した。

400強ある駅について、我ながらよくやったなーと感心する。

 

これらの約15年前のデータと現在とを比較してみるとどうなるのか。

たとえば私の地元でやってみた。

 

当時、「カイロプラクティック」での検索結果が8件。

うち、カイロプラクティックの学校卒によるオフィスが3件だった。

 

今回、検索してみると12件がヒット。

カイロプラクティック学校卒は3件で、前回からの3件がそのまま存在していた。

 

興味深かったのが、その多くが独自のホームページを持っていなかったこと。

『今時ホームページのないオフィスなんてない』という私の勝手な概念が覆された形だ。

 

その分フリーのサイトがいくつもヒットし、それなりに細かいことが書いてある。

しかし、スタッフに関する記載がほとんど見られない。

 

これだと本当にカイロプラクティックをやっているのか判断できない。

カイロプラクティックの勉強をしたのかどうかさえ疑わしい。

 

その割に高評価の口コミがいくつか載っている。

まあ、良くなりゃ何でもいいわけでカイロプラクティック云々は無関係。


当然と言えば当然か。

ま、口コミに関してはまた後日。


やはりカイロプラクティックで検索したのならカイロプラクティックが出てきて欲しい。

こんな当たり前が理想となっているのが今の現状。


ネット環境が進化しているにもかかわらず、現状は未だ「現状」のままだ。

いや、むしろ「退化」かもしれない。


コロナ禍になって数年、近くのカイロプラクティックが看板を外したらしい。

正確には「カイロプラクティック」の看板を外して業態をシフトチェンジするのだろう。


思ったことはただ一つ

『へー、外せるんだ…』


私は外せないな。

だって、カイロプラクティックやってるし。


カイロプラクティックを勉強していないからこそ外せるのか

カイロプラクティックを勉強していたからこそ外せるのか


ディープな話に発展しそうなので、取り敢えずはこの辺りで。

1/31/2023

MEIGEN de カイロプラクティック 2  

プロゴルファー松山英樹サン

「才能は有限 努力は無限」


大学時代、部屋に掲げていたらしい。

20歳そこそこでこんなん考えたこともなかったな。


個人的には、才能も無限だと思っている。

それは「脳の10パーセント神話」なるものに基づいたもの。

「人間は脳の10%あるいはそれ以下の割合しか使っていない」というやつだ。


アインシュタインの著書にも記されているくらい昔から言われている話。

だが、エビデンスはほぼほぼないらしい。


それでも私は都合よく信じていたい。

だから、人生は伸びしろと可能性で溢れている


そんな人生はうまくできている。

若い時はテクニックはないけど体力があった。

今はテクニックはあるけど体力がない。


人間23歳を過ぎれば体力の低下は当たり前。

体力を維持することで可能性が開ける。

そう考えればやる気も起こる。


そこで思い出されるのが、スピードスケート小平奈緒サンの言葉。

「与えられるモノは有限 求めるモノは無限」


これを突き詰めていくと、この言葉に行き着く。

「永遠に生きるかのように学べ 明日死ぬかのように生きろ」


マハトマ・ガンジーの名言として知られているが、ガンジーのそれではないという説もある。

でも名言は名言。


カイロプラクターもそうありたいものだし、そうあるべきもの。

それで食っていけるのであれば、それに越したことはない。


インパルスの板倉俊之サン

「大金って才能とか努力には払われない。知名度に払われるものだから」


とある番組内での発言だが、ネット上ではかなりバズったらしい。

そうよ、やっぱり知名度って大事。


カイロプラクターとしてもそうだし、カイロプラクティックとしても大事。

地道に知名度を上げていくしかないか。


などと、現時点では検索に引っ掛かりもしない知名度ゼロのブログで書いてみる。

意味ねー。

1/24/2023

Fake Star

カイロプラクティックに関する検索はちょくちょくやっている。

仕事柄というより、こんなブログを書いているからかもしれない。

発信する以上、可能な限りのウラは取らないとね。


キーワードによっては様々なオフィスが引っかかってくる。

そのうちのいくつかは何の気なしにクリックしてしまう。


真っ先にチェックするのはプロフィール。

カイロプラクティックの学校を卒業しているのか否か。


学校の名前を記載していないのはNG。

名前を伏せる理由って、ある??


最近はカイロプラクティックを学校で学んでないことを書いている人もいる。

まあ、このケースはアクチベーターがほとんど。

個人的には複雑な思いがする。


あと、学校へは入ってないけどカイロプラクティックの先生に師事し、その後独立というケース。

それってたぶんテクニックしか教わってないよなーって思う。

そこにフィロソフィーあるかい??


一番困るのは、カイロプラクティックを履修したにもかかわらず「整体です」と書いてしまうカイロプラクター。

カイロプラクターなのに「整体やってます」って何なん??


いっそ整体師を名乗ってくれればいいのに。

っつーか、何も考えてないんだろうな。


嫌いだな、そういうの。


と、まあ一部断定的に書いてきたけれども、現実はもっと複雑だ。

専門学校といってもカイロプラクティックだけでなく医療系のそれもある。

この場合、カイロプラクティックは数ある科目の1つに過ぎない。


上記で否定的に書いたが、学校での履修無くとも懸命に勉強し続けている先生もおられる。

その中でカイロプラクティックの団体に属されている方もおられる。


学校のレベルもわからない。

団体の入会基準もわからない。

これでは判断のしようがない。


となると、開業歴も指標の1つとせざるを得ない。

実力無くして生き残れる世界ではないからだ。


一方で、テクニックだけで生き残ってきた先生も少なからず存在する。

フィロソフィーを力でねじ伏せ、「良くなりゃ何でもアリ」のタイプ。

なら『カイロプラクティックじゃなくてもいいじゃん』って思うけど、そこは何故か違うらしい。


カイロプラクティック従事者でも判別が難しい。

それを一般の人々が判別できようはずがない。


全てはカイロプラクターの責任。

それ故カイロプラクター自身で解決しなくてはいけない。


って言い続けて早何年??

あと何年言い続けるんだろうね??

1/17/2023

Touch You, Tonight

これまで私は学生インターンのお世話になってきた。

そしてほとんどの学生を跳ね返してきた。

それくらいに私の背中は固い。


あまりにしんどいので、先日のセミナーにてアジャストしていただいた。

私は通常その申し訳なさから、滅多に施術してもらわないことにしている。


しかし今回はそんなキレイごとを言ってられないほどにしんどかった。

実に5年ぶりのことだ。


あまりの固さに笑われてしまったが、数分後にはステキなキャビテーション・サウンドを奏でさせていただいた。

数年ぶりに自由を取り戻した背中は、自由すぎてしばらくは変な感じがした。


ただ、久々に受けた良いアジャストメントはキャビテーション以上にうるさかった。

逆に、体験した私は考えに耽り静かになった。


アジャストメントのヒントとして「エネルギーの効率化」で説明することがある。

エネルギーMAXが100%。

パルペーション、コンタクト、サポートなどにエネルギーを使わないことで、残されたエネルギーをスラストに使うことができるという考え方だ。


ただ、これだけでは足りない。

そのことに今更ながら気づかされた。


ストリートファイターのような格闘系ゲームのモニター画面を想像してもらうとわかりやすい。

各プレイヤーの上部にはライフゲージが表示され、攻撃を受けるたびにゲージが減っていく。

相手の攻撃をガードすることライフを守りつつ攻撃を仕掛けるわけだ。


そう、パルペーション、コンタクト、サポートもある種の攻撃なのだ。

よって相手からガードはされてしまう。


ガードを貫通するスラストなどそうコンスタントに打てるものではない。

打てたとしても痛みを伴うことからすべきではない。


特に最初のパルペーションは最も重要なファクターと言えるだろう。

これの出来次第でガードの強さが決まってくるはず。


アジャストメントのキーとなるのは「てこ」と「脱力」。

コンタクトでの脱力はガードを固くさせないための必須要件となるはず。


「はず」の連発は私の実力のなさの証明。

でも、ヘタクソならこれだけでも十分結果が出せるという根拠のない自信がある。


悩んでいる人なら騙されたと思ってやってみるといい。

騙されない「はず」だから。


最後に一言だけ残しておく。

わかる人にはわかるはずだ。


スペランカーをやってるつもりでパルペーションしてくれよ。

1/10/2023

カイロプラクティック・サンバ

なんだかんだ言われても、年末の風物詩として君臨し続けるNHK紅白歌合戦。

近年は新曲より懐メロが増えた感がある。

その1つとして挙げられるのが、2年前に披露された松平健サンの「マツケンサンバ」。


「マツケンサンバ」はある意味一つの理想形だと思っている。


「マツケンサンバ」と呼んでいるが、正確には「マツケンサンバII」

Iはもちろん、確かIII、IVまであったはず。

でも圧倒的に知られているのはII。


IがあるからIIがある。

ストレートがあるからミキサーがある。

で、圧倒的に知られているのはミキサー。


さ、嫌われたぞ。

ふふ。


閑話休題。


「マツケンサンバ」もツッコミどころの多い曲だと言われている。

「あんなのはサンバじゃない」とか

「なんで金ピカの殿様なんだ??」とか。


ただ、そうした意見を全て超越し、人々を笑顔にしてしまう。

ある意味、力技とも言えよう。

知らず知らずのうちに口ずさんじゃうのは、もう理屈じゃない。


カイロプラクティックにも似たような瞬間がある。

質の良いアジャストメントを受けたとき、思わず笑みが漏れてしまう。

これもまた理屈じゃない。


ちなみに、カイロプラクティックは決して力業ではない。

念のため。


そしてカイロプラクティックもまた似たようなことを言われたりする。


「あんなのはカイロプラクティックじゃない」


カイロプラクターがカイロプラクターにモノ言うところが違うところか。

まあ、カイロプラクターにモノ言う一般人もいないわけではないが…。


ここで1つの考え方を提示してみる。


「価値」x「認知」=「ブーム」


「価値」に関しては今更問うまでもない。

問題視されるのは「認知」の部分だろう。


「認知」の値が大きくなったと感じられた時期もあった。

しかしそれがいつしか頭打ちとなり、体感的には1を割り込むほどにさえ感じる。


「マツケンサンバ」の「認知」は既に定数化されている。

よって「ブーム」こそ起こらないが、定番として存在している。


カイロプラクティックに関して「認知」を上げろと言うのは簡単な話。

結果が出ないのはこれまでのやり方が間違っている所為だろう。


思うに、カイロプラクターがカイロプラクターを「認知」しないのが一番の原因。

カイロプラクターがカイロプラクターを認めなくて、誰が認めるというのか。


まずはここから。

とはいえ、この難しさは先日身をもって知るに至った。


その話はまた後日。

それまでは、そうだな…、踊るか!!


カイロプラクティック・サンバ 何かが起こる~

カイロプラクティック・サンバ 不思議なの~

1/03/2023

私を探して

このブログを立ち上げて早1ヶ月強。

未だ誰かからの検索に引っかかった様子は確認できない。


前の『しなさい』ブログも何の告知もしていなかったが1ヶ月も経たないうちに見つけられた。

検索で引っかかることは確認済み。

ということは、誰も検索していないことになる。


エゴサーチをしてみると、私に関する過去のページがまあまあヒットする。

でも、このサイトは出てこない。

本名との関連がないからね、これは当然。


では「モト山本」で検索してみる。

まず漫画家サンらしき方がヒットする。

その後は日本各地のモーターショップの山本サンたちが続く。


思えば、かつてはお笑い芸人サンが真っ先にヒットしていたはず。

知らない間に引退されたのかもしれない。

お笑いは大変よね。


で、『しなさい』ブログはヒットするものの、こちらのブログはヒットしない。

まだまだだね。


も少しヒントを加えた「モト山本 カイロ」で検索してみる。

有難いことに真っ先に出てきたのはウチの研究所のホームページだった。

これはこれでひと安心。


以降、『しなさい』ブログや「週刊カイロプラクティック」のサイトが続く。

あとは全国各地の山本先生のカイロプラクティックや整体のオフィスが連ねている。


そう、同業・異業種の山本サンは多いのよ。

だから今回、ドメインに「.tokyo」を入れてみたんだけど、誰も気づいていないはず。

というより、そもそもヒットしないんだから気づきようがない。


やっぱり知名度は大事よね。

このテの話はそのうちアップする予定。


一方で『そんなに目立ちたくねぇな』という思いもある。

これは『しなさい』ブログの時もそうだった。

で、決まってこう言われる。


「ブログ書いてるのに見られたくないって、どういうことですか??」


一言でいえば、アンビバレントってこと。

よう説明できんし、できたとしても理解されそうな気がしない。


ただ、以前はそうは言いながらも強く主張したい面が少なからずあった。

今はそれも無くなった気がする。


歳を重ねるとはそういうことなのかな。

重たいんだよ、いろいろ。


ふと思い出した「時代おくれ」の一節。



目立たぬように はしゃがぬように

似合わぬことは無理をせず



この歌詞が染みる歳になったということか。

ならば、無理をせずにこのままで。


今年もよろしく。