続き。
これも1から読んだ方がいいと思う。
ちょっと間が空いたからね。
相手の骨格を見てモノマネのネタを指導していた神無月サン。
面白かったのが、神無月サンがモノマネ自体の指導をほとんどしていなかったこと。
喋り方や歌い方のクセを指摘するだけで声の出し方といった技術指導はほぼ無かった。
考えてみれば、神無月サンのモノマネもそういう感じだから、当然と言えば当然。
それだけに「神無月サンが指導できるのか??」という疑問が誰の頭にもあったはず。
が、結果は周知のとおり。
ゲストの「神無月サン、スゲー!!」の声が全てを代弁していた。
才能の有無は別として、骨格や身体の使い方を理解することはかなり重要。
そこには想像以上に大きなポテンシャルが秘められている。
だからボールの握り方を知っていても、それに合った力の入れ方や投げ方が伴っていなければ何の意味も持たない。
それどころか予期せぬケガを招く可能性がある。
カイロプラクティックでも同じようなことが言えるのではないか??
学校ではテクニックの基礎を教わるが、それだけで生き残っていけるのは極々わずか。
そもそも、施術者の体系は千差万別。
加えて受ける方々も様々で、同じ骨格の人など1人としていない。
ならば、あらゆる状態に対処できる自分に適したフォームの確立が求められる。
そういう意味では「○○式カイロプラクティック」なんて当たり前。
「立ち位置を決めてからコンタクトポイントを決めて、LODに合わせてスラスト」
あるいは
「コンタクトポイントを決めて、LODに合わせて立ち位置を決めてスラスト」
後者の方がより実践的。
だからといって、そう簡単なわけでもない。
そもそもLODはリスティングによって決まってくるはず。
つまり該当する骨ないし関節を動かすことが念頭にあると考えられる。
抽象的で申し訳ないが、最近はコンタクトとサポートを定めて『カチッ』と決まるポイントを探している。
こうした表現は頸椎ではよく用いられてきたが、腰椎などのサイドポスチャーでも実践している。
そうして決まったベクトルは俗に言われているLODとあまり変わらない。
でも微妙に違う。
この微妙な違いが精度として求められてくるのだろう。
『アジャストメントは常に最高の未完成』
これを超える表現が自分の中では見つからない。
満足しているヒマなんてないぞよ。