2/28/2023

MEIGEN de カイロプラクティック 3

アルバート・アインシュタインの有名な言葉。

「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションでしかない」


カイロプラクティックの世界に身を置いてから18年の歳月はとうに過ぎた。

となると、カイロプラクティックに関する偏見があっては不思議ではないのかもしれない。


思い出すのは、ある学生に言われた一言。

『テクニックの違いだけで否定するのは違う』みたいなことを私が言った後だったと思う。


「モトさんだって否定してるじゃないですか!!」

『えっ⁉』

「ネットワーク…」


あの振り子かざして揺れたところにサブラクセーションが…みたいなやつだったっけ。

学生時代に練習会とやらに参加したことはあったが、さっぱり理解できなかった。

『な、何してんの…??』ってな感じで。


確かにね、否定したよ。

しましたよ。

『あんなんカイロプラクティックじゃねぇよ!!』ってね。


そーだなー。

偏見だったのかもなー。


今だったら頭ごなしの否定はしないのかも。

でも、やっぱり個人的にはカイロプラクティックとは認めがたいな。

すまんの。


人は専門的になればなるほど、新しいか古いかに敏感になる。

こだわりすぎると先に進めない。

伝統と伝承の違いに近いかも。


昔からあるものをちゃんと守るのが伝承

その時代の職人が最も新しいことにチャレンジした連続が伝統

つまり伝統とは革新である。


おそらくD.D.は伝承して欲しかったのではないか。

しかしB.J.は伝統とする道を選んだ。

そしてその伝統はいわゆる「ストレート」として伝承されている。


片や「ミキサー」の代表格が「多様性」を意味するディバーシファイド。

多様性が過ぎてもはや原型がわからない。


世にある「○○式カイロプラクティック」は伝承されるのだろうか??

それを見届ける前に泉下の客になっていようぞ、きっと。


カイロプラクティックを学ぶハードルが高くなってしまった日本。

混沌とした険しい道のりかもしれないが、廃れることはないと信じている。


最後は東海道新幹線の切符売り場にあった貼り紙の文言で締めようかな。

「のぞみはありませんが、ひかりはあります」

2/21/2023

リンクの冒険

カイロプラクティックの普及を阻んでいる要因は様々ある。

その中の大きな1つの要因として、横の繋がりの希薄さが挙げられよう。

 

アメリカ帰りのD.C.と日本のD.C.、そして専門学校卒のカイロプラクター。

その間には見えない壁が幾重にも存在するのだ。

 

たとえば、どこかの町で「カイロプラクターを紹介して」と頼まれたとする。

検索をかければカイロプラクティックオフィスの1つは引っかかるもの。


ただその多くはカイロプラクティックを名乗るだけだったりする。

最悪カイロプラクティックを全くかじってない可能性だってあり得る。

 

できれば自分と同じ4年制卒の先生を紹介したい。

しかし絶対数が圧倒的に足りないため、こちらの思い通りにはいかない場合がほとんどとなる。

 

正直、勉強さえしていてくれれば専門学校卒の先生だって一向に構わない。

とはいえ、どこを卒業していようが見ず知らずの先生を紹介するというのは、なかなかどうしてリスクが高い。

 

やはり紹介用にカイロプラクターの全国版リストが欲しい。

おそらく皆がそう思っている。

 

けれども、そんなものはできるわけがない。

これもおそらく皆がそう思っている。

 

何故か??

個人的見解ではあるが、皆が皆を認め合っていないからではないだろうか。

 

この「認め合う」にも2通りの解釈の仕方がある。

人として認め合うのか、

カイロプラクターとして認め合うのか、だ。

 

「認め合う」とはいうものの、自分が一方的に認めているだけで相手からは認められていないこともあるだろう。

その逆もまた然りだ。

 

となると、この観点からでは何も生み出せそうにない。

ある程度明確な条件設定が求められよう。

それも一般目線に立った視点が必要だ。

 

一般目線となれば「ちゃんと」カイロプラクティックしてくれるところだろう。

この場合の「ちゃんと」は「状態を良くしてくれる」に尽きると思う。


良くさえなれば別にカイロプラクティックでなくても構わない。

それが一般目線。


ただ、こちらとしてはカイロプラクティックでないと困る。

一般目線は大切だが、カイロプラクター目線を蔑ろにしてまでやろうとは思わない。


どこまでがカイロプラクターで、どこからが違うのか??

この線引きは難しい。


どこで線を引いてもどこかからの文句・苦情は避けられない。

ならば思うがままに設定した方がいいように思う。

その方が気が楽だ。


んじゃ、やってみっか!!

2/14/2023

Watch Your Mouth

飲食店同様、カイロプラクティック関連でもフリーのWEBサイトが存在する。

幾つかあるサイトをそのままホームページとして利用しているオフィスもあるようだ。

 

そこには、やはり同様に「口コミ」が書き込める。

それを基に点数による評価も表示されるわけだ。

 

一応「お客様の声」だから、そんなに悪いことが書かれていることはない。

評価も3点を下回ることは少ないだろう。

 

それでも評価の低い書き込みを見かけることがある。

正直、そうした書き込みには興味をそそられる。

 

ちなみに、ウチあるいは私に関する口コミは見たことがない。

おそらくどこかにあるのだろうとは思っている。

あればあったで、納得いく内容であれば改善点として取り入れていきたい。

 

ただ、悪い評価は要チェックである。

当たり前であるが、決して鵜吞みにはできない。


以前、私の知るオフィスの口コミを見たことがある。

「常連には親しかったのに、初めての人には無口な応対でガッカリした」みたいな内容。

オーナーも反応し一応の謝罪はしていたが、心当たりはないとのこと。


思うのは、世に名作と認められた作品にも悪い評価を下す人が一定数いるという事実。

何故か??

単に理解できない人達だからだ。


自分が理解できないから悪い評価をつける。

やられた側からすればたまったものではない。


あと、敢えて悪い評価を残す人もいる。

悪目立ちしたいだけかもしれない。

炎上商法もこの一種だろう。


それでもまだネット上の情報や口コミをそのまま鵜呑みにする人がいる。

知りたいことを調べ上げるようなことはもうしないのかも。

ネットとの距離が近くなり気軽に情報を得やすくなった分、その場限りの満足の繰り返しなのかもしれない。


ならば、こちらとしても誤解を生じさせない発信が求められよう。

勝手に誤解する輩は止めようがない。


で、行き着くところは「切り捨て」になるかと思う。

そんな理解力のかけらもない連中のために活動しているわけじゃないから。


話せばわかるのは、話ができる人だけ。

ネットの情報を鵜吞みにする人は新たな厄介事をもたらしかねない。

早々に切るのが得策。


とはいえ、私にできることはカイロプラクティックだけ。

やっぱりこの言葉に尽きる。


ちゃんとカイロプラクティックしなさい。