ヒントを出す難しさは痛感している。
自分にしかわからない感覚に近いものがあるからだと思う。
だから、どれだけ丁寧に解説・説明してもほぼほぼ伝わらない。
私が教えることを拒否している一面がここにある。
私に言わせれば、ヒントを与えるのと教えるのとは違う。
ヒントを生かすも殺すもその人次第。
そして何がヒントになるかもその人次第。
ある人にとっては何の役にも立たないことが別の人にとってはヒントに変わるかもしれない。
それでもまだピンとこない人もいると思う。
こうした人々は2通りに分かれると勝手に考えている。
1つはそもそもできちゃう人。
そしてもう1つは圧倒的に知識が足りない人だ。
後者はとにかく答えを知りたがる。
が、ここでさらに2通りに分かれる。
ヒントを好む人と好まない人だ。
知識がないなりにヒントから答えを導きだそうという姿勢にはまだ救いがある。
ただ答えだけを求めるヤツに未来はない。
そんな学生に絡まれたことは幾度となくあるが、理解しやすいように順序だてて説明しようとすると必ずこう言われた。
「いいから答えだけ教えてくれ」
おそらく順序だてた過程すら理解できていないのだと思う。
答えだけでも知っていれば知ったかぶりができる。
かつての自分がそっちサイドの人間だった。
吐き気がするね。
今なら答えだけ教えちゃうかな。
未来のない輩に割く時間が勿体ないからね。
もうそんなに時間はないんだよ、こっちには。
そんなわけで自分なりのヒントを形にしておこうと思う。
自分のためだけでなく、たぶん誰かのために。
それも伝われば、の話だけど。
そもそもさ、ヒントいります??